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水と混合物を分ける

  • 2020年10月23日 08:01
  • カテゴリ: お知らせ

世の中に無くてはならない水

 

我々の気付きにくい部分で多くの水処理が行われています。

 

タイトルの「水と混合物を分ける」

水処理について、基本的な部分はこれに尽きます。

 

テレビなどで、水処理施設が無くキレイな水のない地域へのデモンストレーションで。

透明な容器の中の「濁った水」に粉末を投入して、にご(濁)りの原因物を集めて透明になった水をみせるような事も水処理の行程の一部を目に見える形で行ったものです。

(濁りを懸濁物、使用する粉末等は凝集剤と呼ばれます)

 

実際には凝集剤を使っただけでは、水に含まれた様々な物質・生物の類いはとても取り除く事は出来ませんが実際に目にすると少し感動しますね。

 

水中の浮遊物も電荷をもち、反発しあうものを打ち消す為の薬品を投入して凝縮しやすくしたりするとの事で。

小さな容器で実際に試すと、目の前で汚れが集まって行く様子は気持ちよい程です。

 

 

 

我々の目にする、水処理の分野では膜処理という分野が身近に『浄水器』としてあります。

 

実はこれがスゴイ代物で。建築物の衛生管理で行う飲料水の残留塩素測定という測定を、浄水器を通した水で偶然に行った際に検出される値にならなかった事があります。

(ただし電極式の測定器でしたが)

 

すぐに使う分には良いですが、逆に汲み置きで使う場合は注意が必要かもしれませんね…

 

除去できるレベルが異なる種類で、除去率の小さい方からMF膜・UF膜・RO膜などがあり様々な分野で使われており家庭用のものもJISの制定があるそうです。

 

私個人が様々な施設で目にした中で、UF膜は「地下水の上水利用の為の処理設備」 RO膜は「手術室の洗浄水用(手洗い用)」が有りましたが。

意外な所ではRO膜処理水を業務用(ホテル厨房)のグラス洗浄機で使ったドイツ制メーカーの機器などもありました。

手入れも行き届いているのでしょうが、どうりでキレイな訳です!

 

ウォーターサーバーなどに使う水では、RO膜を使用した処理水に成分を足して調整を行っているらしいですね…

 

他にも

廃水処理の分野などが有りますが。

事前に対象となる汚れた水(原水などと呼ばれます)の様々な性質・有害物質の含有などを分析しなくては処理の方法すら決定できず。闇雲に特定の方法で行っても、的確な効果は得られないそうです。

 

特に事業として行う場合は非常に苦労が伴い。

上水・工業用水や中水として使う場合は利益や費用削減は見込めても。

廃水を下水に排出したり公共水域に放流する場合は。一切の利益が出ないものに予算を割かなくてはいけないという分野になる事が、関連の書籍の冒頭に記されている位です。

事業者が排水処理をおろそかにしたのが発覚した場合は、直罰制と呼ばれる「即時の操業停止」を含めた厳しい罰則があります。

 

公共水域に放流する場合はもちろんですが、下水に排出する際も水質の決まりがあり。

ごく稀に水再生センターでも、本来排出の許されない強アルカリの排水が多量に流入しそうになった為。

微生物等を利用した処理機能を保つ必要から、処理場への流入を停止した例がある事を実際に対処した方から伺った事があります。

 

昨今では地下浸透水(特定地下浸透水)のせいでの地下水汚染なども取りざたされ、環境に関する基準は時代に則した形への変化の為に基準値や対象管理物質を頻繁に見直しており。

ネットなどでは、よく調べもせずに変化内容に過剰反応する言葉とあわせて専門分野に詳しい方が正しい知識を伝えようとする状況が散見されます。

 

 

東京湾: 排水の放流水質基準には太平洋などの海域に対して閉鎖性水域という条件のため「上乗せ基準」があります

 

 

なんにしても、きれいな川・海・湖沼に囲まれて。

美味しい水と、安心できるおいしい食べ物に囲まれて暮らしていきたいものです。

 

ただ個人的には味覚がさっぱりなのが、残念で仕方がありません。

 

writer M.W

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