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毎日ポカポカ陽気で散ってしまっている桜ですが、私は毎年、桜が咲くと行きたくなる場所があります。

 

会社から歩いて5分ほどの場所にある実相院さんです。

 

私はこちらの境内の桜を門前から眺めるのが好きです。

 

商店街を曲がり、実相院さんまでの数歩を歩く時、私の頭の中には、そう、あのJR東海の「そうだ　京都、行こう」のあの音楽が流れています。

 

 

そしてこちら!

 

 

 

 

周囲の喧騒を忘れさせ、ハッと息を呑むほどの佇まい。

 

今生とは違った風が流れるかの如く、凛としたその神聖なる空間が私を惹きつけて止みません。

 

まるでスローモーションのようにハラハラと散る花びらを眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいます。

 

このまま日が沈むまで眺めていようか…

 

今年はこのブログ用に写真を撮らせて戴いていると

「中に入ってご覧になってはいかがですか?」

と、こちらの奥様に声をかけて戴き、その崇高なる異空間に足を踏み入れさせて戴きました。

 

 

 

境内には三種類の桜があるそうで、花びらが敷き詰められた桜源郷に身を置いて、しばし休息した次第です。

 

 

境内から参道を眺め

 

 

 

 

桜のフィルターを通して春の日差しを感じながら

御本尊に一礼し、帰宅の途に就いた卯月晴天。

 

 

writer   H.Y